パナソニックの大規模リストラのニュースを見て、世の中の流れについて憂う

パナソニックのリストラ
こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。
経済関連のニュースで大きく報道されていたようですが、パナソニックが大規模なリストラを実施するらしいです。
外部記事:パナHD、国内外で1万人削減 5%弱、構造改革に1300億円
その総数、一万人ということで、国内だけでも5,000人にのぼるようです。
つい半年ぐらい前にも日産自動車の大規模リストラが話題になったばかりですね。
外部記事:リストラ9000人 業績悪化の日産自動車 復活のカギは【Bizスクエア】
中小企業の倒産数も過去最高レベルらしく、とにかく不況と言いますか、雇用の不安定さが目立つ世の中になってきていると考えられます。
パナソニックと言えば、創業者の松下幸之助にまつわる有名なエピソードとしまして「1929年の世界恐慌の時に物が売れなくなって経営が傾いたけど従業員を1人もクビにしなかった」という話がありますが、現代においてはそう上手くはいかなかったようです。
まあ、創業者の考え方などはもう受け継がれていないのかもしれませんが。
リストラ後の行き先
さてこうやってリストラになった人たちが大量に世の中に出てくると、今後はどうなっていくのでしょうか。
普通に考えますと、同業他社へ転職する人が多数を占めるような気もしますが、なかなかどうしてそれも難しいと思われます。
と言いますのも、今回パナソニックでリストラされる対象は、「総務など間接部門」であるらしく、「手に職を持った人たち」ではないように思えるからです。
開発部門などの技術職でしたら即戦力として引く手あまたかもしれませんが、総務系ですと…。
よく「人手不足」なんてことを言いますが、よくよく聞くと「人材不足」なんですよね。
「誰でもいいから人が欲しい」ではなく「育成しなくてもいい即戦力が欲しい」なんですよね。
あと、アラフィフあたりの層は人数も多めで給料も多いでしょうから、この層がリストラになりやすいという面もあるでしょう。
アラフィフ世代における再就職は相当厳しいと聞きますので…まあ未来は決して明るくはありません。
そういう諸々を考えますと同業他社へ転職できる人はかなり限定的で、じゃあ一体どうなるんだろうという話になるのですが。
うーん…建設現場や介護職などの「人手不足」が声高に叫ばれているところへ向かっていくのならそれはそれで良い傾向となるのかもしれませんが…あったとしてもごく少数であるようなイメージがあります。
そうなりますと結論は…無職層の増加…ですかね…。
希望は
今後、日本の失業率の数字に反映されてくるのかもしれません。
また、生活保護受給者が増えてくるということもありそうな気がします。
治安や地方財政への影響もあるでしょう。
まあ不景気の世の中においては仕方のないことなのですかね…。
アメリカではホームレスの増加が大きな問題となっているという報道もたまに目にしますが、日本ももしかしたら同じ道を歩んでいくのでしょうか…。
どう考えても私一人が憂いてどうにかなる問題ではなく、政治とかの問題だと思われるのですが、はたしてどうなることやら。
昨今の増税路線では希望を見出すのもなかなか難しいところです。
それではまた。
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