「ケイコ 目を澄ませて」を観て本格的な映画ファンと自分との間に埋めがたい溝があることを認識した話

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「ケイコ 目を澄ませて」を観て本格的な映画ファンと自分との間に埋めがたい溝があることを認識した話

今年二本目の映画を観てきました

こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。

先日、映画館で「ケイコ 目を澄ませて」を観てきました。

聴覚障害のある女性ボクサーの話でして、実在の人物の自伝を原案としたものだそうです。

この映画、実は観る前からいろんな情報が入ってきていました。
ベルリン国際映画祭に出品されたとか、何かの映画コンクールで大賞を取ったとか、そういった情報です。

映画祭とか賞とかには全く興味がない私のような人間からしても、
「そんなに色々と評価されているのなら面白いのかもしれない」
などと思うのでした。

見終わった結果

ということで実際に映画館で全編観たのですが、うーん…なんと言いますか…。

「本格的な映画ファンが評価するのは、こういう作品なんだ…」
という何とも言えぬ感情が浮かび上がってきました。

内容が淡々としているのがその一番の要因だと思われます。
わかりやすい起承転結がありませんでした。

一般ウケしそうな作品なら、「転」⇒「結」のところで大きく盛り上がると思うのですが、今回観た映画にはその期待に沿うような流れはありませんでした。

いや、観る人が観れば繊細で素晴らしい何かがあるのでしょうが、私のような単純でわかりやすいエンターテイメントを欲する層からすると、物足りなさが凄かったです。

評価されている映画について

というわけでして、〇〇映画祭とか映画コンクールとかで評価されている作品が、必ずしも自分にとって高評価な作品になるとは限らないということが改めて認識されました。

もう少し踏み込んで言いますと、
「人それぞれ価値観があるから自分と合わないかもしれない」
というだけでなく、
「賞を取るような高尚な映画(この表現があっているかはわかりませんが)は私にとって理解しがたいレベルである」
といったニュアンスが近いかもしれません。

アクションやファンタジー、ホラーやコメディのような「楽しむポイントがわかりやすい」ジャンルならまだついていけるかもしれませんが、今回の映画はちょっと難しすぎましたね…。

結論ですが

とは言え、全編通して何も感じなかったわけではありません。
いくつかのシーンでそれなりに思うところもあったりしましたので、自分の中の引き出しを増やせたという点では観て良かったと思います。

というわけで、これからも懲りずに色々と観ていこうかと思う今日この頃でした。

それではまた。