映画「爆弾」を観て、役者さんの演技は改めてすごいと思いました

映画「爆弾」を観て、役者さんの演技は改めてすごいと思いました

ミステリー小説を原作とする映画

こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。

立て続けになりますが、鬼滅の刃の映画に引き続き、今度は「爆弾」を見てきました。

ベストセラーのミステリー小説を原作とした、実写映画です。

 外部サイト:映画『爆弾』公式サイト – Warner Bros.

もちろん原作小説は読んだことがありませんでしたので、新鮮な気持ちで観に行きました。

さて、観終わっての感想ですが。

端的に言いますと、役者さんの演技がすごかったです。

大根っぷりが全然ありません。

「本当にそういう感情になっている」としか思えないような、表現力と迫力のある演技でした。

まあ、主な登場人物が刑事と犯人という性質上、出てくる感情は喜怒哀楽のうちの「怒」が多く、それゆえに迫力も出やすいのだろうなあと考えることはできますが、それでもやはり役者さん自身の演技力によって様々なシーンが高品質になっているのだと感じました。

シナリオは

また、ミステリー小説が原作なだけありまして、伏線がよく練られているなあと思いましたね。

例えば一番最初に、誰かが誰かの髪の毛をカットしている様子がスクリーンに映るのですが、切っている箇所を超アップにしてあって、誰がそこにいるのかが全然わからないのです。

これはなんだろう…と意味がわからず一旦はスルーして、物語は進んでいったのですが、後半のあるタイミングでそのシーンが何を意味していたのかがバーン!とわかるのです。

なるほど…!そういうシーンだったのか…!!と。

伏線がよく練られているということはシナリオがよく練られているということであり、さすがはベストセラーになっただけありましてずっと話の展開が面白く、時間が経つのを忘れて観入ってしまっていました。

ちなみに、妻と一緒に観に行ったのですが、妻は開始直後数十分ぐらいを寝てて見逃しており、映画が終わってから「なぜあのシーンで〇〇の人は□□な行動を取ったの?」などと聞いてきました。

それに答えようとして気付いたのですが、いろんなシーンでの各登場人物の行動の理由は各箇所で断片的に示されており、すなわち無理や矛盾のある行動ではなく、ちゃんと説明が付く行動なのですね。

「犯人はなんとなく△△を選んだ」みたいなことが無いのです。

伏線の話ともちょっと近しくはありますが、こういうところも「良いシナリオだ」と思える部分ですね。

オススメ

というわけで、とても面白く観られた映画でした。

刑事ものが好きな人やミステリーが好きな人にはオススメと言えます。

まあ、ミステリー好きな人は原作を読破済みかもしれませんが…。

あ、そういえば、シナリオの話とは全然関係ないのですが、警察内部でのパワハラみたいなシーンが何度かありました。

いやー、刑事や警察って今もまだそういう感じなのですかね。

粗野だったり粗暴だったり。

今回の映画、刑事や警察に降りかかる理不尽な「嫌なこと」がいくつも描かれていましたので、こういう作品が増えると警官になろうとする人が減りそうな気がします…。

警察も人手不足だと聞いたことがありますし…。

今回のような映画とはまた違った方向で、イメージアップ作戦を実施しなければならないかもしれません。

それではまた。