映画「国宝」を観て、歌舞伎自体の熱量を知る

映画「国宝」を観て、歌舞伎自体の熱量を知る

評判を聞きつけ

こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。

先日、映画館に行って「国宝」を観てきました。

公式サイトは以下のURLですが、一言で言いますと歌舞伎を題材とした映画です。

 外部サイト:映画『国宝』公式サイト

この映画、当初は観に行く予定はなかったのですが、妻が「人気があるらしいよ。評価も高いよ」と教えてきまして、まあそれならということで観に行ったのでした。

ネタバレを封じるために、観に行く前は映画のことは一切調べなかったのですが、観に行った後にネットで評判などを調べてみますと、確かにかなりすごそうでした。

例えば以下のニュース記事などで触れられています。

 外部記事:映画「国宝」 ことしの実写映画では異例のヒット

興行収入も好調なようですね。

熱量を感じた対象は

さて、私が観てきた感想なのですが、役者さんの熱演がすごかったです。

迫力ある演技に見入ってしまいました。

しかしながら、それは歌舞伎役者として歌舞伎を演じている時の熱演がすごいということで、それ以外の日常の立ち居振る舞いを表現している際の演技がすごいというのとはちょっと違います。

熱量に圧倒されるのは、歌舞伎の演目が披露されている時でした。

それはそれで映画として悪いとか劣っているとかいうことではなく、歌舞伎の迫力みたいなものを伝えられているという点で、やっぱりすごいと思うわけです。

カメラワークなども考えられてあったと思います。

足先の動きや顔の動きをアップにしてみたり、観覧席からは見えない部分の動きを捉えてみたり、そういう工夫も映画を観ている人たちを引き込むためのもので、大変良かったです。

先ほどのニュース記事にも、「歌舞伎に興味関心を持った人が増えている」ということが書かれていましたが、納得がいくところですね。

面白かったのですが

そんなわけで、観て良かった、面白かった、というのが結論なのですが、実のところ、世の中で絶賛されているほどには私は絶賛しているわけではありません。

まあ…ここは単純に好みの話かもしれませんが、観終わった後の気分(観後感)が良くなるような映画の方が私の好みにあってまして、それで言いますとこの「国宝」はそこに合致しないのですよね…。

凄まじさみたいな空気は感じるのですが、ハッピーな雰囲気はあまり感じなくてですね…。

このへんは世の中の映画好きと私の違いなのでしょう。

面白かったは面白かったです。そこは間違いありません。

しかしながら、「国宝2」が公開されたとしても私はあまり観に行く気にはならないかもしれません…。

それではまた。