「残業キャンセル界隈」という、ある意味で産まれるべくして産まれた言葉

「残業キャンセル界隈」という、ある意味で産まれるべくして産まれた言葉

キャンセル界隈

こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。

去年の後半ぐらいから、「風呂キャンセル界隈」という言葉をそこそこ目にするようになりまして、私のブログでもそれについてちょこっと語ったことがありました。

 過去記事:「風呂キャンセル界隈」という呼び名で市民権を得ているらしい人たちに通じる私

主に、お風呂が面倒だから入らないという人たちを表す言葉です。

この言葉、口に出して言うことはあまりありませんが、なんとなく響きが気に入っている言葉でした。

で、以降この「界隈」を使った言葉がいくつか産まれているらしく、その中でもかなり興味深いのが「残業キャンセル界隈」という言葉です。

最近SNSなどでも頻出するらしく、以下の記事でも少し解説されていました。

 外部記事:「残業前提の働き方」にうんざり? 若者の間で広がる「残業キャンセル界隈」現象の背景とは?

まあシンプルに、「残業をやらない人たち」という意味合いで使う言葉のようですね。

考え方

残業をやらないと言いますと、すぐに思いつきますのは、
「残業しなければならない(仕事がある)けど、無視して帰る」
というケースです。

Z世代の悪い面を濃縮したような人たちがやるかもしれない…と思ってしまいますね。

Z世代が全員そういう行動方針ではないと思いますが、ニュース記事などでいろいろと面白おかしく報道されているということもあり、「Z世代にそういう人いそう」という考えが浮かんできます。

入社してすぐ辞めるような人も結構いるようですし…仕事をほっぽいてすぐ帰る人もいるだろう…的な。

まあ世代云々はさておき、そういう人がいますと職場に変な歪みができてしまいそうです。

仕事ってチームワークなところもありますしね…他の人がカバーのために負荷を背負うということにもなりますし…。

あまり巻き込まれたくないタイプですね…。

考え方2

また、残業をやらないという人の中には、仕事がめちゃめちゃ速くて仕事量もコントロールできているから残業しないで帰る、という人もいるかもしれません。

こういうケースであれば職場もそんなに荒れたりしないのではないでしょうか。

残業しないで早く帰ることがカッコいいという風潮ができれば、生産性向上ブームが起きることもあるかもしれません。

ただこの場合、仕事が速い人よりも仕事が遅くて残業を沢山する人の方が給料が増える(残業代が出る)という、根の深い問題が目立つようになってきます。

この歪みを正すために「成果主義」の考え方があるのだと思われますが、日本ではあまり効果的に使用されていないという話も聞きますし…。

だからというわけではないかもしれませんが、こちらのケースの残業キャンセル界隈の人は前者と比べるとはるかに少ないように思えますね。

SNSではそういう有能な人たちの方が目立っていたとしましても、それはその人が露出が多いというだけで、本当の全体数を確認してみますと数は相当少ないでしょう。

実際は正確な数の把握は難しいですので、私の個人的な感覚では…というだけの話になりますが。

ない方がいいけど

そんなわけで、「残業キャンセル界隈」という言葉を聞いていろいろと思うところが浮かんできたという話でした。

私個人としましては、残業代がちゃんと出るなら残業もそれなりにやりますけれど、残業代が出ないならなるべく早く帰ろうとするでしょうね。

世の中にはサービス残業が蔓延していますし、私も若い頃はよくやっていたものですが、アラフィフになってきますとある程度の達観の念も出てきてまして、
「ここで残業しないと仕事が遅れるけど、まあいいや。帰ろう」
みたいな考えもできるようになってきています。

もちろん、ただ単に仕事放棄するだけでなく、周りのメンバーと調整したりリカバリ案を作ってたりはするのですけどね。

あと、今の職場は残業代が出ますので、出来る限りやりますけどね!

それではまた。